投手陣の柱として期待されるエース候補が、人生の節目を迎えた。８年目左腕の村中が、結婚していたことが分かった。
お相手は横浜市在住のゆかりさん（３２）。タレント・皆藤愛子（２９）似の美女だ。
東海大甲府高から入団２年目の２００７年９月に知人の紹介で知り合い、
「気を使わなくていいところにひかれた。一緒にいると、素の自分でいられる」とかけがえのない存在になった。

　出会いから６年。苦楽を共にする中で、愛をはぐくんだ。プロ初勝利を含む６勝（１１敗）を挙げた０８年には、
左肘内側側副靭帯（じんたい）を損傷。辛いリハビリの日々を笑顔で励ましてくれたのが、７歳上の恋人だった。

　昨季、２年ぶり２度目の２桁勝利となる１０勝（７敗）と結果を残し、結婚を決めた。
開幕前々日の３月２７日、故郷の神奈川・愛川町で婚姻届を提出し、小川監督に報告した。
都内で新生活を始めており「料理が上手。何を作ってもおいしいんです」と栄養面をサポートしてもらっている。
挙式、披露宴は未定だ。

　戦いの場に身を置く選手にとって、年上の夫人の存在は心強い。３歳上の野村克也氏（サンケイスポーツ専属評論家）、
９歳上の落合博満氏、８歳上のイチロー…と、球界には“姉さん女房”で成功した例が多い。

　今季は投手キャプテンに指名され、結婚から６日後の４月２日の広島戦（マツダ）では八回途中無失点で初勝利を挙げるなど、
ここまで２勝１敗、防御率３・０７。堂々とした態度を見せるようになった裏には、“姉さん女房”の存在があった。

　「今年は何とか成績を残したいと思ってやってきた。家族が安心できる数字を残したい」。
チーム浮上の鍵を握る左腕は、次戦は７日の中日戦（神宮）に先発する。家族の長となった責任感を胸に、
今度はツバメ一家の大黒柱になる。
http://www.sanspo.com/baseball/news/20130503/swa13050310000002-n2.html